川尻会長退任の挨拶

1年を顧みて

毎年のことですが、各クラブの会長はその年度のRI会長テーマ、そして2660地区ガバナーのテーマ&目標に沿って1年間職務に全力を尽くす、これが主たる責務です。しかしながら私は最重要事項はやはり会員増強と考えました。ただ旧態依然とした縁故、知人を頼った勧誘という手段では会員増強は困難である、限界があることは明白でした。

茨木という地域で適応したクラブに変化する時が来ている、わが茨木西ロータリークラブも新しい価値観の会員と『ロータリーの伝統』『自クラブが大切にしたい組織風土』というものを考えあわせながら変化する時が来ていると考え、また長く続けて来られた会員のライフスタイルの変化にも、新たに入会希望の方々の要望にも柔軟性を持って対応して、一人ひとりに合った環境を整え全員が公平に能力を発揮することによって会員ひとりひとりの居心地の良いクラブ、集まりを目指そうと考えました。そこで新しい会員身分として衛星会員=オンライン会員を作れないか、新たな人材を取り込めないかと考え若手メンバーと一緒に大阪市内の衛星クラブの見学にも行きました。オンライン例会の定着充実を目指し月1回の開催を続け外部の人にこの西ロータリーを広く知って頂き入会のきっかけになると考え継続してきました。しかし先日の理事会でも今のままのオンライン例会ではだめだ、もっと楽しい、生き生きと活発にみんなで話合えるようなオンライン例会にしなければ、と話合い、ゆくゆくは誰しも年齢とともに参加が困難となったときに、「あっ、そうだ例会に行けなくてもあの楽しいオンライン例会がある」「オンライン会員で西ロータリーといつまでも繋がっている」と期待して貰えるようにしなければと議論し、次年度の課題としていくことになりました。もう一つ、IT委員会という組織のもと新たに作られた西クラブのホームーページ、外部の人に開かれた、外部の人とわがクラブメンバーの接点となるようなHPを作り、ここからロータリーに興味を持っていただいた方をオンライン例会、さらに定例会にお誘いする、という構想を立てました。まだまた道半ばですがほんの僅かですが道は見えてきています。次年度もみんなで力を合わせ進んでいかなければならないと思っています。1年間、会員の皆様のご協力もありなんとか会長職を終えます。次年度の澤田会長、黒根幹事を支えながら皆でクラブを活性化させていきましょう。

 


2024–2025年度 会長 川尻 勝久