この記事では、大阪茨木市の各所で運営されている「こども食堂」について紹介します。
場所、募集中の「もの・こと」、支援するには?といった部分も含め網羅的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
茨木市のこども食堂まとめ
2025年1月現在、茨木市には17のこども食堂があります(※)。
ここでは、その一覧をご紹介します。
※全ての食堂で食物アレルギー非対応となっておりますので、利用される場合は各食堂にお問い合わせください。
※茨木市公式サイト掲載「こども食堂紹介チラシ(2024年12月版)」を元に制作しております。情報提供を頂ける方は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
1. かるがも子ども食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
コミュニティデイハウス「かるがも」内(鮎川2-26-21) |
開催日時 |
毎週水曜日・土曜日 16時30分~19時30分(夕食時間:18時~19時) |
料金 |
小・中学生 100円、保護者 300円以上 |
連絡先 |
072-637-8108 |
HP・SNS等 |
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備考 |
登録制、ボランティア・食材・消耗品募集中 |
週2回の定期開催で、夕食が食べられる温かみのある食堂です。
登録制を採用することで、継続的な支援と安定した運営を実現しています。
2. ベンポスタ・こども食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
沢良宜いのち・愛・ゆめセンター分館(沢良宜浜3-11-13) |
開催日時 |
毎月第1土曜日 11時~12時30分 |
料金 |
こども(18歳以下) 100円、おとな 300円以上 |
連絡先 |
072-648-7980 |
HP・SNS等 |
特定非営利活動法人 はっちぽっち公式サイト |
備考 |
ボランティア・お米・肉・消耗品募集中 |
毎月第1土曜日の昼時間帯に開催される食堂です。
18歳以下の子どもたちが気軽に参加できる料金設定となっています。
3. NPO法人茨木子ども食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
市内7か所のコミュニティセンター |
開催日時 |
毎月各1回から 17時~19時 |
料金 |
こども 100円、保護者 300円 |
連絡先 |
ibarakikodomoshokudou@gmail.com |
HP・SNS等 |
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備考 |
ボランティア・お米・肉・消耗品募集中 |
市内7か所のコミュニティセンターで展開する大規模な取り組みです。
地域に密着した活動を行い、各地域の子どもたちの居場所づくりに貢献しています。
4. あおいろ食堂@いばこう前
項目 |
内容 |
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場所 |
新庄町1-5 |
開催日時 |
毎月第2日曜日 11時30分~13時30分 |
料金 |
中学生以下 100円、高校生 200円、保護者 300円 |
連絡先 |
aoiroshokudo.ibaraki@gmail.com |
HP・SNS等 |
あおいろ食堂@いばこう前Facebook |
備考 |
肉、魚、消耗品募集中 |
年齢に応じた段階的な料金設定が特徴です。
特に中学生以下の子どもたちが参加しやすい環境を整えています。
5. 子民家よってこ食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
耳原3-6 耳原児童遊園内 |
開催日時 |
毎月最終火曜日 17時~18時 ※春・夏・冬休みは毎週火曜日 11時~13時 |
料金 |
こども 100円、保護者 200円 |
連絡先 |
070-7421-5022 |
HP・SNS等 |
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備考 |
お米・食材・消耗品募集中 |
長期休暇中は開催頻度を増やし、子どもたちの居場所づくりに力を入れています。
児童遊園内という立地を活かし、食事と遊びの両方を提供しています。
6. なかよし食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
デイスポット駅前らんど(中総持寺町3-25) |
開催日時 |
毎週火曜日 16時30分~19時 |
料金 |
小学生以下のこども 100円、中学生以上のこども・保護者 200円 |
連絡先 |
072-633-7587 |
HP・SNS等 |
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備考 |
お菓子・お米・食材・消耗品募集中 |
駅前という好立地で、毎週開催されている活発な食堂です。
年齢による料金設定で、特に小学生以下の参加のハードルを下げています。
7. ごはん屋MINT
項目 |
内容 |
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場所 |
ローズWAM1階 WAMCafe(元町4-7) |
開催日時 |
毎月第4水曜日 17時30分~19時 |
料金 |
こども 100円、保護者 300円 |
連絡先 |
090-2942-4257 |
HP・SNS等 |
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備考 |
予約制(3部制、各10人)、ボランティア・食材・消耗品募集中 |
少人数制で丁寧な対応を心がけている食堂です。
3部制を採用することで、より多くの方に参加機会を提供しています。
8. ハッピー食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
シルバー人材センター(東奈良1-4-1) |
開催日時 |
毎月第3金曜日 17時~19時 |
料金 |
小学生以下のこども 100円、保護者 300円 |
連絡先 |
072-634-8990 |
HP・SNS等 |
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備考 |
予約制、学生ボランティア・お米・食材・消耗品募集中 |
シルバー人材センターが運営する世代間交流の場としても機能している食堂です。
学生ボランティアの参加も積極的に募集しています。
9. 道祖本子ども食堂「にこにこ」
項目 |
内容 |
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場所 |
豊川いのち・愛・ゆめセンター(豊川4-4-28) |
開催日時 |
毎週土曜日 11時~12時30分 |
料金 |
小・中・高校生 無料 |
連絡先 |
072-643-2069 |
HP・SNS等 |
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備考 |
ボランティア・お米・食材・消耗品募集中 |
高校生までの子どもたちを無料で受け入れる、特に経済的支援を重視した食堂です。
毎週の開催で、継続的な支援を行っています。
10. 地産地消こども食堂satono
項目 |
内容 |
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場所 |
季節のごはんカフェ satono(新中条町1-1-30) |
開催日時 |
毎月第3金曜日 17時30分~19時 |
料金 |
18歳までのこども 100円、保護者 300円、テイクアウト 200円 |
連絡先 |
072-627-8222 |
HP・SNS等 |
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備考 |
肉、魚、消耗品募集中 |
地産地消にこだわった食材を使用し、テイクアウトにも対応している食堂です。
食育の観点からも充実した取り組みを行っています。
11. みらい食堂えこんち
項目 |
内容 |
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場所 |
水餃子の店「ハルビン」(西駅前町8-5) |
開催日時 |
毎月第3土曜日 正午~15時 |
料金 |
障がいのある18歳までの子ども 原則無料(みらいチケット使用)、保護者 300円 |
連絡先 |
072-623-2500、090-2103-8750 |
HP・SNS等 |
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備考 |
予約制2部制、ボランティア・消耗品募集中 |
障がいのある子どもたちとその家族に特に配慮した食堂です。
みらいチケットを活用した支援体制を整えています。
12. ママとコごはん
項目 |
内容 |
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場所 |
三島コミュニティセンター(西河原2-7-12) |
開催日時 |
毎月1回 ※詳しい日程はInstagramにて |
料金 |
高校生以下 100円、保護者 500円 |
連絡先 |
mamatoko00105@gmail.com |
HP・SNS等 |
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備考 |
予約制、ボランティア・お米・食材・消耗品募集中 |
保護者同士の交流も大切にしている食堂です。
SNSを活用した情報発信で、より多くの方々とつながることを目指しています。
13. 平日お昼のこども食堂「いばーっしょ」
項目 |
内容 |
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場所 |
総持寺いのち・愛・ゆめセンター別館 または 東コミュニティセンター |
開催日時 |
毎週火曜日 11時~16時 |
料金 |
こども 100円、保護者 300円 |
連絡先 |
公式LINEまたはInstagram |
HP・SNS等 |
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備考 |
ボランティア・お米・食材・消耗品募集中 |
平日昼間の開催で、特に未就学児や放課後の小学生の居場所として機能している食堂です。
開催時間が長いため、利用しやすいでしょう。
14. フリースクール内子ども食堂「なっちゃんとこ」
項目 |
内容 |
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場所 |
茨木市内のコミュニティセンター(主に春日、郡など) |
開催日時 |
毎月1回から 12時~13時 |
料金 |
こども 無料、保護者 100円 |
連絡先 |
natchantoko@hugkumi.org |
HP・SNS等 |
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備考 |
お米・食材・消耗品募集中 |
フリースクールとの連携により、多様な学びの場としても機能している食堂です。
子どもたちの無料利用を実現しています。
15. みんな食堂SORA
項目 |
内容 |
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場所 |
おにクル または たんぽぽtriangle学園 |
開催日時 |
毎月1回土曜日 11時30分~13時30分 |
料金 |
乳幼児100円、小学生200円、中学生以上・おとな300円、小学生対象クッキング300円 |
連絡先 |
npo.sora1212@gmail.com |
HP・SNS等 |
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備考 |
食育クッキングは予約制、ボランティア・お米・おかし募集中 |
食育活動に力を入れ、子どもたち自身が調理に参加できる機会も提供している特徴的な食堂です。
16. アイカフェこども食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
icafe(アイカフェ)(西安威1-16-35 2階) |
開催日時 |
毎月1回日曜日 17時~19時 |
料金 |
小学生 100円、中学生 200円、保護者 300円 |
連絡先 |
080-8943-1522 |
HP・SNS等 |
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備考 |
予約制、ボランティア・お米・食材・おかし・消耗品募集中 |
カフェスペースを活用した居心地の良い空間が特徴です。
年齢に応じた料金設定により、幅広い年齢層の人が参加しやすい環境を整えています。
17. むすびとまなび食堂
項目 |
内容 |
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場所 |
三島コミュニティセンター(西河原二丁目7-12) |
開催日時 |
毎週月曜日(祝日除く)12時00分~13時00分 |
料金 |
こども 100円、保護者 500円 |
連絡先 |
saikouji.terakoya@gmail.com |
HP・SNS等 |
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備考 |
予約制、ボランティア・お米・食材・おかし・消耗品募集中 |
西光寺 寺こやの活動と連携し、食事だけでなく学びの場としても機能している食堂です。定期的な開催で、安定した支援を提供しています。
こども食堂のお手伝いや、食材や運営資金の寄付など、こども食堂を応援していただける方は各食堂に直接ご連絡ください。
どの食堂に寄付したらよいかわからない場合は、茨木市こども政策課(072-620-1625)または当会にご相談ください。
【茨木市】こども食堂への支援で最も喜ばれるものは?~具体的な寄付品と支援方法~
市内のこども食堂では、日々の運営に欠かせないさまざまな支援品を必要としています。
そこで、17の食堂の声をまとめ、「今、本当に足りないもの」から「意外と知られていない支援方法」まで、具体的な形でお伝えしていきます。
食材や消耗品の支援については、ちょっとした工夫で大きな助けになることもありますので、ぜひ参考にしてください。
お米の寄付が特に不足~17団体中11団体が募集中
茨木市内の17団体のうち、じつに11もの団体が「お米の寄付が足りない」と声を上げています。たとえば、道祖本子ども食堂「にこにこ」では毎週土曜日の開催に向けて、なかよし食堂では火曜日の開催のために、お米を必要としています。
ここで気になるのが、実際の使用量の問題です。1回あたりの提供食数は食堂によって異なりますが、やはり一般的には1回あたり4~5kg前後のお米を使用する食堂がほとんどではないでしょうか。
さらにお米の保管場所の確保も課題です。つまり一度に大量の寄付をいただいても、保管スペースが限られているため、むしろ毎月5kgや10kgといった小分けでの定期的な支援を望む現場が多いのです。
生鮮食品(肉・魚)の支援ニーズ~毎月の安定供給が課題
「地産地消こども食堂satono」や「あおいろ食堂」をはじめ、多くの食堂で肉や魚といった生鮮食品の寄付を募っています。とくに気になるのは、毎月定期的に開催している食堂が持ちうる切実な現状です。
たとえば、月1回の開催でも、30人分の食材を用意するとなると、安定した食材の確保は難しいでしょう。
消耗品の種類と必要性~食器類からおかしまで幅広い需要
「アイカフェこども食堂」や「なかよし食堂」に代表されるように、ほぼすべての食堂で消耗品の寄付を求めています。
食器類、調理器具はもちろん、ラップやアルミホイルといった台所用品、さらには子どもたちに人気のおかしまで、その範囲は想像以上に広がっています。
とくに見逃せないのが、使い捨ての食器類や包装資材の需要です。衛生管理の観点から、使い捨て容器の使用が増える一方で、その費用負担は決して小さくありません。また、食器用洗剤やハンドソープといった衛生用品も、常に補充が必要な状況が続いています。
中には、意外な支援品を求める声も。たとえば、「子どもたちが家に持ち帰れるお菓子」の需要も高まっています。これは単なるおやつではなく、「また来たい」という気持ちにつながる大切な要素なのです。
茨木市のこども食堂にボランティア協力するには?
こども食堂を支えるボランティアの形は、実にさまざまです。料理が得意な方はもちろん、子どもたちと触れ合うのが好きな方、空いた時間を地域のために使いたい方など、それぞれの思いに合わせた関わり方ができます。
ここでは、実際の活動内容や、参加するまでの流れについてご紹介します。
平日・休日で選べる活動時間~17団体それぞれの特徴
「お昼のこども食堂いばーっしょ」は平日の昼間から。
「かるがも子ども食堂」は水曜日と土曜日の夕方と、市内17団体それぞれに特色ある開催時間を設けています。
たとえば、お仕事帰りに立ち寄れる夕方以降の活動を探すなら、「子民家よってこ食堂」(毎月最終火曜日17時~)や「ごはん屋MINT」(毎月第4水曜日17時30分~)がおすすめです。
一方、休日にじっくり関わりたい方なら、「道祖本子ども食堂にこにこ」(毎週土曜日11時~)や「みんな食堂SORA」(毎月1回土曜日11時30分~)など、選択肢は豊富です。
多くの食堂では、「1日だけの参加」や「お試し参加」を歓迎しており、無理なく気軽に始められる環境が整っています。
初心者から始められる配膳・片付けのお手伝い
「ハッピー食堂」や「ごはん屋MINT」など、多くの食堂では料理の経験がなくても参加できる機会を用意しています。子どもたちへの食事の配膳や、使用後の食器の片付け、会場の清掃など、誰にでも始められる活動がたくさんあるのです。
意外かもしれませんが、配膳や片付けの時間こそ、子どもたちとの自然な会話が生まれるチャンス!たとえばボランティア側から子どもたちへかける「ありがとう」の一言など、そうした何気ないやりとりが、かけがえのない時間となっています。
また、各食堂との相談次第とはなりますが、見学からスタートすることもできるでしょう。実際の活動の様子を見ることで、自分にできることが具体的にイメージできるはずです。
専門スキルを活かした運営サポート~広報・会計なども需要あり?
食事の提供以外にも、実は多くの「できること」があります。SNSでの情報発信や会計処理、食材の在庫管理など、普段の仕事やプライベートで培ったスキルを活かせる場面が意外とたくさんあるのです。
たとえば「ママとコごはん」では、Instagramでの情報発信に力を入れており、写真撮影や投稿の管理をお手伝いいただける方を探しています。
また、「アイカフェこども食堂」では食材の寄付申し出の管理や、在庫状況の把握といった裏方の作業も重要な役割となっています。
地域に根差した支援活動を目指して~茨木西ロータリークラブの取り組み~
茨木西ロータリークラブでは、次代を担う子どもたちの健やかな成長を願うことも含め、地域に根差したさまざまな支援活動を展開しています。
その中でもこども食堂への支援は、地域社会と子どもたちを結ぶ重要な架け橋として位置づけられているのです。
地域のための包括的な活動
市内全域に広がる17のこども食堂は、それぞれの地域で子どもたちの大切な居場所です。茨木西ロータリークラブでは、これらの活動をつなぎ、広報し、支えていく役割の一翼を担っていると考えます。
「地域の笑顔のために」という思いを、具体的な形にしていくことを目指しています。
企業・団体との連携による持続可能な支援体制
茨木西ロータリークラブのネットワークを活かし、企業や団体との橋渡し役も担っています。
「できる時に、できる形で」という柔軟な支援の形が大切です。
【さいごに】茨木西ロータリークラブへの参加方法は?
茨木西ロータリークラブでは、毎週水曜日18時30分から例会を開催しています。地域への貢献に関心をお持ちの方は、まずは例会への体験参加からスタートしてみませんか?
事前にご連絡いただければ、当日の流れについてもしっかりとご説明させていただきます。
「地域の子どもたちのために、地域のために、何か力になりたい」。そんな思いをお持ちの方のご参加を、心よりお待ちしています。
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