日時:令和6年6月19日(水) 18:30~19:30
場所:割烹 片桐
会員数:27名
出席率:70.37%
森会長のスピーチ
先週、高槻西ロータリークラブの35周年、高槻ロータリークラブの70周年記念式典に出席しました。高槻西ロータリークラブは青少年交換を大切にしてきた35年の歴史があり、高槻ロータリークラブはOSK歌劇団を招いての華やかな式典が印象的でした。そして、6月はロータリーの親睦月間です。
ロータリーの友によると、1921年に創始者ポール・ハリスはエディンバラの年次大会で「ロータリーの原動力は親睦です」と述べました。国際ロータリー公認の親睦グループは100以上あり、メンバーは自身の知識やスキルを高めながら世界中の仲間と親睦を深めています。その中の一つ、ロータリアン・メタルヘッド・フェローシップ(RMF)について特集されています。
RMFはヘビーメタル愛好家の集まりです。1998年に青少年交換留学生として参加していたドイツ出身のフェリックス・ハインツ氏は10歳の頃からヘビーメタルが好きでした。青少年交換留学生として充実した時間を過ごす一方、ヘビーメタルの持つ価値をロータリー活動との関係性で見出せずに悶々としていました。しかし、2013年のドイツのロータリー・マガジンで、5人のロータリアンがメタルフェス「Wacken Open Air」に参加したという記事を見つけ、その後、ロータリアンたちとのヘビーメタルを愛する会立ち上げに向けて動きが加速しました。メタルの世界でも、白血病患者の支援、障害のある人が音楽フェスに参加する手助けなど、ロータリーの奉仕活動と似た活動が行われています。音楽フェスの募金活動では700万円もの募金に成功するなど、音楽を通じた親睦が奉仕の価値に直接つながっています。
日本人では2人がこのロータリアン・メタルヘッド・フェローシップのメンバーになっています。日本人会員番号一番は、摂津ロータリークラブの本年度会長である持田会長です。コロナ禍におけるフェイスブックのキャンペーンで、ドイツのヘビメタ好きのロータリアンから反応をもらったことがきっかけで、親睦を深め、ロータリアン・メタルヘッド・フェローシップに入会しました。
他にも、モーターサイクル国際親睦会、スキーフェローシップ、キャンプ、コーヒー愛好家、退役軍人、ワインなど、多彩な親睦グループが存在しています。ロータリーの親睦の定義は一般的なものとは異なります。オックスフォード・ランゲージの辞書によると、親睦の意味は「互いに親しみあうこと。仲良くすること」とありますが、ロータリーのHPには「普通、親睦と言うと旅行やスポーツの同好会、愛好会的な活動や宴会などの企画で、遊びの会とか仲間同士の連帯感を図るものと誤解されがちです」と解説されています。
ロータリーの親睦活動とは、「共通の関心事、職業またはレクリエーションの活動を軸に、交流と友情を深め、コミュニティを構築することを目的とした活動」です。親睦活動は関心を持つ人であれば誰でも会員になることができ、あらゆる年齢、民族、人種、皮膚の色、障がいの有無、宗教、社会的地位、文化、性別、性的指向、ジェンダーアイデンティティーの人々に対し参加を開放するため、インクルーシブなものにすべきとされています。
1年間この役割をさせていただき、さまざまなことを学びましたが、ロータリーの親睦にはまだまだ奥深さがあると感じました。今回が実質的に会長としての最終回です。1年間お付き合いいただき、ありがとうございました。
2023-24年度 活動報告
23-24年度の茨木西ロータリークラブの活動について、各委員長から報告がありました。