例会情報

第1447回(24年度25回、令和7年1月22日(水))例会 活動報告

【要約】
1月22日に開催された第1447回例会では、会長の川尻勝久氏が「どうなるDEI」をテーマに時間を持ち、企業におけるDEI(多様性・公平性・包摂性)の現状と課題について報告がありました。また、趣味から環境問題を考える時間では、加藤法親会員が自動車の電動化に関する詳しい解説を行いました。

 

【詳細報告】

会長の時間では、アメリカの企業や大学でDEI活動を縮小または廃止する動きが広がっていることが報告されました。特に、トランプ政権が沿岸警備隊のリンダ・フェーガン司令官を解任した事例を挙げ、その理由の一つとしてDEI政策への「過度な」重点が指摘されたことが説明されました。

これを受けて、日本企業におけるDEIの現状と今後の方向性について議論が展開されました。日本ではDEIがまだ始まったばかりの段階であり、数値目標に固執するのではなく、真に多様な人材が活躍できる環境作りが重要であると指摘されました。

 

後半では、加藤法親会員による「趣味から環境問題を考える」というテーマで、自動車の電動化に関する発表がありました。現在の自動車業界が直面している環境問題への対応として、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などの特徴や課題について詳しい解説がなされました。特に、2030年に向けた日本の電動化対応車の新車販売目標や、各種電動車の充電方式、回生ブレーキシステムなどについて、具体的な数値を交えながら説明されました。

 

また、青少年交換プログラムに関する報告もあり、当会派遣候補生のアメリカミネアポリスへの派遣が決定したことが報告されました。