【要約】
令和7年5月21日開催の第1463回例会では、川尻会長がデジタル時代における人材育成の重要性について講話し、東京八王子ロータリークラブのプログラミング教育支援事業を紹介しました。また、新入会員として競亮三氏が入会し、薬局経営とケアマネジメント事業について自己紹介を行いました。
【詳細報告】
■会長の時間
川尻会長は、日本の若者世代におけるデジタルデバイド問題について言及しました。スマートフォンの普及が進む一方で、若者のPC・タブレット所有率が低下し、子どもの約5割が学校以外でPCを日常的に使用していない現状を指摘。AI(人工知能)が経済成長をけん引するデジタル時代において、人材育成で世界に後れを取る可能性への懸念を表明しました。
成功事例として、東京八王子ロータリークラブの取り組みを紹介。同クラブは2021年から子ども向けプログラミングコンテストを開催し、第1回の応募数34件から第4回では840件まで拡大。賞品総額200万円を超える全国有数の大会に発展させています。プログラミング教育を通じて、知識詰め込み型から創造型教育への転換の重要性を強調しました。
■競亮三会員のスピーチ
新入会員として加入した競亮三氏が自己紹介を行いました。1975年茨木市生まれで、製薬メーカーでの営業職を経て、2019年に有限会社三愛薬局の代表取締役に就任。薬剤師11名、事務員3名の体制で運営し、併設する三愛ケアプランセンターではケアマネージャー4名が在籍しています。
趣味として、高槻の芥川商店街で室内ゴルフ練習場を運営し、ロードバイクでは琵琶湖一周(ビワイチ)を完走した経験を語りました。また、有機無農薬農業にも4月から従事し、人参栽培などに取り組んでいることを紹介し、多岐にわたる事業展開への意欲を示しました。