例会情報

第1466回(24年度44回、令和7年6月11日(水))例会

【要約】

第1466回例会では、2025年規定審議会で承認された重要な組織変更について報告されました。国際ロータリーの人頭分担金が3年間で段階的に増額されることが決定し、新クラブ設立に必要な最低会員数も20名から15名に削減されました。これらの変更は、ロータリーの財政安定化と組織拡大を目的としています。

【詳細報告】

■会長の時間

川尻会長は、4月13日から17日にシカゴで開催された2025年規定審議会の結果について詳しく報告しました。最も注目された議案は人頭分担金の増額提案で、激しい議論の末に可決されました。

具体的な増額内容として、1年目に3ドル50セント増額され、2025-26年度の82ドルから2026-27年度は85ドル50セントになります。その後、2年目と3年目にそれぞれ3ドル75セントずつ増額される予定です。

増額の背景には深刻な財政問題があります。5年間の財務見通しによると、会費増額がない場合、国際ロータリーは2029-30年度までに4,200万米ドルの赤字を計上する見込みとなっています。
一方で、新クラブ設立に必要な最低会員数を20名から15名に引き下げる提案も承認されました。この変更により、革新的なクラブモデルの試行が促進され、ロータリーの成長と参加者基盤の拡大が期待されています。

川尻会長は、ステファニー・アーチック国際ロータリー会長の言葉を引用し、「文化の壁を超えた協力こそがロータリーの本質」であり、「競争ではなく協力」の重要性を強調しました。

 

この日は続いて、競会員の新入会員歓迎会が開催されました。