【要約】
第1476回例会では、「基本的教育と識字率向上月間」をテーマに、世界の教育格差解消に向けたロータリーの取り組みを紹介しました。能登半島地震で被災された富来ロータリークラブの皆様をお迎えし、万博プロジェクトに向けた連携を確認。山本高司会員が外部から呼ばれたアロハ ロカヒ様による華やかなフラダンスの披露がありました。
【詳細報告】
■会長の時間
澤田裕仁会長から、9月の「基本的教育と識字率向上月間」にちなんだ報告がありました。世界には読み書きができない15歳以上の人が約7億7500万人おり、全成人の17%にあたること、また学校に通えない子どもが6700万人いる現状が紹介されました。
ロータリー財団は、こうした教育格差の解消に向けて、奨学金の提供、教材・学用品の寄贈、各種奉仕プロジェクトを通じた支援を展開しています。具体的な成果として、レバノンの学校への給水設備支援に1億ドルの補助金を支給したこと、デトロイトでは500人の成人が3学年分のレベルアップを達成したことが報告されました。
また、世界各地での活動事例として、アフガニスタンでの女子学校設立、米国デトロイトでの成人識字教育プログラム、南アフリカでの新しい教授法の導入、レバノンでの水・衛生設備の改善、ケニアでの教育システム向上支援などが紹介されました。
さらに、ネパールの女性の自立を支援する非営利団体「Seven Women」の活動が動画で紹介され、オーストラリアのメルボルンロータリークラブ会員と元ロータリー平和フェローによって設立されたこの団体が、女性たちにスキル、読み書き、資産管理の研修を提供している様子が紹介されました。
■社会奉仕委員会報告
佐々木知委員長から、希望館ぶどう収穫祭への協力に対するお礼が述べられました。
続いて、森副委員長から万博招待プロジェクトについて報告がありました。9月14日の富来ロータリークラブとの合同例会の予定説明と協力依頼があり、9月15日には富来中学校の生徒を万博へ招待する企画が予定されていることが共有されました。また、11月に予定しているウクライナ講演についての現況報告もありました。
■山本高司会員のスピーチ「フラダンスに秘められた神々への祈りと感謝」
山本高司会員が「アロハ ロカヒ」の皆様を外部から呼ばれ、華やかなフラダンスの実演が行われました。
「アロハ」は「愛」を、「ロカヒ」は「繋がり、調和」を意味し、フラダンスが単なる踊りではなく、神々への祈りと感謝を表現する神聖な文化であることが紹介されました。
参加者は美しいフラダンスの演舞を通じて、ハワイ文化の奥深さと、自然や神々への敬意を表現する伝統的な意味を学ぶ貴重な機会となりました。