【要約】
第1482回オンライン例会では、ロータリークラブと映画の関係性について学ぶ機会となりました。澤田会長からは、ロータリアンの功績を描いた作品、ポリオ根絶活動をテーマにしたドキュメンタリー、チャリティー関連の映画上映会という3つの関係性が紹介されました。吉川勝会員によるスピーチでは、生成AIの業務活用について具体的な事例が示され、日本の生成AI使用率が9.1%と諸外国に比べて低い現状を改善する必要性が説かれました。
【詳細報告】
■会長の時間
澤田会長は、ロータリークラブと映画には大きく分けて3つの関係性があることを紹介しました。
ロータリアンの功績を描く映画
2024年に公開された『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』は、ナチスによる迫害から669人の子どもたちを救ったロータリアン、ニコラス・ウィントン氏の実話が描かれています。ウィントン氏役をアカデミー賞俳優のアンソニー・ホプキンスが演じています。
また、『Catch Me If You Can(キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)』では、映画に登場するニューロシェル・ロータリークラブの晩餐会シーンで、フランク・アバグネイル・ジュニアの父親役がスピーチをする場面が描かれています。映画内には、カーネルサンダース人形の隣にロータリーマークが確認できます。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)の1955年にタイムスリップするシーンでも、ロータリーマークの他にライオンズやキワニスのロゴも登場しています。
ロータリーが制作支援したドキュメンタリー映画
『Dare to Dream(夢見る勇気)』は、ポリオ根絶活動に焦点を当てたドキュメンタリー映画で、ロータリーが制作に関わっています。『Breathe(原題)』は、ポリオ・サバイバーの感動的なストーリーを描いた映画です。
『Join or Die』は、アメリカでの地域社会の衰退を取り上げ、「クラブに参加すること」の重要性を説くドキュメンタリーで、ロータリーも言及されています。Netflixでも配信されています。
ロータリーが制作したVR(バーチャル・リアリティ)映画
『I Dream of An Empty Ward』はポリオ根絶をテーマにしており、『One Small Act』は紛争で引き裂かれた世界の子どもたちに焦点を当て、平和構築の重要性を訴えています。
ロータリークラブが行う映画関連のチャリティー活動
地域のロータリークラブが、慈善事業のための募金活動として映画上映会を主催することがあります。また、地域のコミュニティイベントとして、ドライブインシアターを企画・運営するクラブもあります。さらに、ロータリークラブの例会で、映画監督が作品について講演(スピーチ)を行うこともあります。
■生成AIを身近にするスピーチ
吉川勝会員から、生成AIの業務活用について具体的な事例を交えた説明がありました。
日本の生成AI使用率の現状

令和6年版総務省の情報通信白書によると、生成AIの使用率は日本が9.1%、アメリカが46.3%、中国が56.3%などと集計されています。日本は諸外国に比べて大きく遅れている状況です。
生成AIとは
生成AIとは、人間が生み出すような「新しい情報」を生成できる人工知能です。従来のAIは「あるものを分析する」ことに強みがありますが、生成AIは「何もないところから作り出す」ことが得意です。
Claudの特徴
今回はClaudという生成AIの使用例が紹介されました。Claudの良さとして以下の3点が挙げられました。
- 日本語を的確に表現する能力が高いこと(変な日本語訳にならない)
- PDFの読み取り精度が高いこと
- 倫理的な側面を重視して設計されており、不適切な情報の拡散を防ぐため、情報共有機能が制限されていること
業務での活用例
Claudという生成AIを使用して会計ソフトのデータから、生成AIに人間が行うような経営改善の提案をしてもらう事例が紹介されました。この提案してもらうという部分が、人間がゼロから創作するようなプロセスをAIが代替・補完してくれている部分です。
税理士業務の場合、生成AIをどう活用できるのか検討すると、以下のような用途が考えられます。
- 情報の整理、下書き、報告書やメールの素地作成
- 文章の要約、あたえた情報例文からの文章生成
- 条文の要約、まとめ(専門家向け)
- 写真からのテキスト・データ化
- アイディア出し
- 財務分析→経営分析→経営課題の抽出まで
生成AIの役割
生成AIの役割として3つ挙げられました。
- 複雑な税務問題の解釈支援
- 最新の税法改正や判例の理解促進
- アイデアの整理や思考の拡張ツール
これを使いこなせるか否かが業務の質の向上を大きく左右すると考えられます。
今回は仕事内容の補助として生成AIの利用を考察しましたが、通常生活においても使用できます。各人がそれぞれの立場でAIに親しみを持って、より生活しやすい環境に役立てることが期待されます。
