【要約】
第1489回例会では、12月の「疾病予防と治療月間」にちなみ、ロータリーが世界で展開するマラリア撲滅プログラムについて紹介されました。また、真言密教の修験者である沖田法瀧氏をゲストに迎え、お坊さんの起源や托鉢の歴史について興味深いスピーチが行われました。
【詳細報告】
■会長の時間
会長は、12月が「疾病予防と治療月間」であることを踏まえ、ロータリーの重点分野である疾病予防活動について話した。特に「マラリアのないザンビアのためのパートナー」プログラムを取り上げ、世界保健機関(WHO)のデータを引用しながらマラリアの深刻さを説明した。2020年には全世界で約2億4,100万件の症例が報告され、そのうち95%がアフリカ地域に集中しています。このプログラムでは、人材育成、地元保健委員会のサポート、ラジオや寸劇を通じた啓発活動、サーベイランスの改善という4つの分野で改善に取り組んでおり、ロータリー会員はすでに3万時間以上のボランティア活動を行っています。
■沖田法瀧氏のスピーチ「お坊さんの起源と托鉢のお話」
真言密教の修験者であり占術師の沖田法瀧氏がスピーチを行いました。沖田氏は40年以上にわたり修験道を実践されている方です。
スピーチでは、西暦550年頃にお坊さんが誕生した時代の歴史が語られました。当時、お坊さんは「乞食(こじき)」と呼ばれており、これは修行の一環として鉢を持って一般家庭を回り、食べ物を乞う「行乞(ぎょうこつ)」に由来しています。お坊さんは食べ物をいただいて感謝し、一般の人は食べ物を恵んで徳を積むという、お互いに助け合う仕組みがありました。
時代が進むにつれ、修行者の呼び名は男性が「比丘(びく)」、女性が「比丘尼(びくに)」へと変化しました。また、お坊さんの集団の中から指導者が現れ、おまじないや占いなどを教えるようになったことも紹介されました。近代になって中国で発見された古文書には、当時の呪術的な方法が記されており、多くの寄付によって解読が進められたそうです。
参加者からは「興味深い卓話に感謝」「貴重なお話をありがとうございます」といった感想が多数寄せられ、仏教の歴史に触れる貴重な機会となりました。
