【要約】
2026年4月15日、茨木西ロータリークラブはオンライン例会として第1504回例会を開催しました。会長の時間ではポール・ハリスの生誕記念日と環境月間にちなんだブラジルの森林農業プロジェクトを紹介、スピーチでは後藤美加会員が国税庁データをもとに税務調査の実態と日々の経理管理の重要性を解説しました。
【詳細報告】
■会長の時間
澤田裕仁会長より、まずロータリーの創設者ポール・ハリスにまつわるクイズが出されました。
ポール・ハリスの生誕記念日は1868年4月19日です。
続いて、4月の環境月間にちなんだプロジェクト事例として、ブラジル第4391地区のマセイオ・ファロール・ロータリークラブ(Rotary Club de Maceio-Farol)が地元農家とともに取り組む「プランティング アグロフォレストリー(Planting Agroforestry/森林農業を育てる)」プロジェクトが紹介されました。
このプロジェクトは、持続可能な植林と有機農業を組み合わせることで土壌の持続可能性を高め、農産物の生産を増やす取り組みです。その結果、農家たちは余剰作物を市場で販売できるようになり、地域経済にも好影響をもたらしています。ロータリー会員のJose Roberto Santos氏とFlavio Lima氏は、このプロジェクトについてインタビューに応じています(2021年2月)。
無農薬の有機栽培を広げることで世界にインパクトをもたらすロータリー活動の好例といえます。
■親睦委員会サイクリング報告(競亮三会員)
競亮三会員がしまなみ海道へのサイクリング報告をおこないました。
4月12日と13日の2日間、しまなみ海道を訪れ、美しい瀬戸内海と島々の景観を楽しまれました。船での渡航がわずか200円という手軽さや、ご当地バーガーの紹介もあり、グルメとサイクリングを組み合わせた企画への期待が高まる報告となりました。
■後藤美加会員のスピーチ「税務調査って、どこを見られているのでしょうか? ~国税庁データから見えること~」
後藤美加会員より、国税庁の公表データをもとに税務調査の実態について解説するスピーチがおこなわれました。
税務調査は特別な会社だけに関係するものと思われがちですが、令和6事務年度の法人税の実地調査件数は約5万4千件あり、法人税申告法人数を基にするとおよそ55社に1社の割合となります。一般の会社にとっても身近なテーマです。
税務署が確認しているのは、売上、経費、所得率といった数字です。これらを同業比較や過去の推移とあわせて確認しており、近年では調査対象の抽出にAIも活用され、税務調査がよりデータ分析に基づくものへと進化しています。
また、税務署は申告書だけを見ているわけではありません。支払調書、不動産取引資料、金融情報など、さまざまな外部資料を活用しています。金地金等の売買や生命保険の一時金なども、一定の場合には資料提出の対象となります。これらの資料と申告内容を照合しながら確認が行われています。
実際の税務調査で問題になりやすいのは、難しい税法の論点よりも、売上計上漏れ、経費の私的利用、在庫管理など日々の経理の基本的な部分です。所得税調査では、事業所得を有する個人の申告漏れ所得金額が高額な上位業種の中に眼科医が含まれている例が示され、自由診療の売上管理の重要性にも言及されました。
スピーチの結論として、税務調査を「怖いもの」として捉えるのではなく、税務署がデータや資料をもとにどのように申告内容を見ているのかを理解し、難しい税法よりも日々の経理管理が大切であるというメッセージが伝えられました。
