【要約】
第1528回例会では、田村会員の紹介で琵琶奏者の加藤司水様をお迎えし、琵琶の歴史についてのお話と、「耳なし芳一」の演奏を披露していただきました。大阪上方ロータリークラブの設立会長で国際奉仕委員長の溝畑正信様にもお越しいただきました。黒根会長は、10月24日・25日に7名で石川県志賀町の富来ロータリークラブを訪問したことを報告しました。このほか、社会奉仕委員会から茨木市レスリング大会の報告がありました。
【詳細報告】
■会長の時間
黒根会長は、10月24日・25日に、川尻会員、後藤幹事、澤田直前会長、田村会員、馬場会員、森副会長と黒根会長の7名で富来ロータリークラブを訪問したことを報告しました。
初日は11時頃に金沢に着き、富来RCの寺岡さんが営む「うし重 てらおか」で昼食をとりました。その後、海沿いを車で約1時間20分北上して志賀町へ向かい、富来RCの木谷さんが営む能登金剛巌門遊覧船に乗せてもらいました。港の周辺にはまだ壊れたままの家も多く、復興の途上にあることを感じたといいます。近くにある世界一長いベンチにも立ち寄りました。ポケモンとのコラボ以来、多くの観光客が訪れる人気スポットになっているそうです。夜は、富来RCの例会場でもある松本さんの和食処まつ本で夕食をいただき、二次会では富来RCの皆さんと懇親を深めました。
二日目は、志賀町観光協会が主催する和太鼓大会「鼓動の頂」を観戦しました。前年に万博に来てくれた中学生の女の子も出場しており、元気に太鼓をたたいていたそうです。昼食を富来RCの皆さんと共にして帰途につきました。黒根会長は、今後も富来RCとのご縁を大事にしていきたいと述べました。
■琵琶奏者 加藤司水様のスピーチ「琵琶と琵琶の曲」
加藤司水様は、琵琶の起源は古代ペルシャの「バルバット」という楽器だとされていると紹介しました。そこから西へ伝わったものはリュートとなってギターにつながり、東へ向かったものはシルクロードを通って中国、日本で琵琶になりました。
日本の琵琶は、大きく分けて楽琵琶(雅楽の琵琶)、平家琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶があり、現在比較的よく演奏されているのは薩摩琵琶と筑前琵琶です。薩摩琵琶は、薩摩(現在の鹿児島)で、目の不自由な僧侶が神事に用いた盲僧琵琶を改良したもので、士族の精神修養に使われ、明治時代に東京へ伝わって全国に広まりました。筑前琵琶は筑前盲僧の琵琶をもとに、薩摩琵琶や三味線などを参考にして作られたものです。明治から昭和の初め頃まで、琵琶は国民に最も人気のある音楽でしたが、現在は他の邦楽と同じく衰退の一途をたどっており、演奏者は全部合わせても千人ほどではないかといいます。加藤様は、琵琶は「絶滅危惧種」といえるかもしれないと話しました。
演奏される曲は、平家物語や太平記など、歴史上の有名な出来事を題材にしたものです。加藤様が琵琶を始めたきっかけは、「ビヨヨーン」と響く独特の音にひかれたことでした。この音は「さわり」と呼ばれ、三味線やインドのシタールなどの民族楽器にも見られます。この「さわり」が哀愁のある音色を生み、心を癒やしてくれるといいます。
この日演奏したのは、薩摩琵琶の一種で、普通の薩摩琵琶よりフレットと弦が一つずつ多い「錦琵琶」です。薩摩琵琶は大きな撥(ばち)を使い、腹板をたたいて演奏します。琵琶の材質は桑、撥は柘植(つげ)が最良とされますが、どちらも大木が必要で、材料となる木も不足しているそうです。演奏では、源平の戦いを背景にした「耳なし芳一」が語られ、会員からは、初めて生で聴く琵琶の音色と語りに感動の声が寄せられました。
■社会奉仕委員会より
田村社会奉仕委員長からは、11月3日に開かれた茨木市レスリング大会の報告がありました。田村会員、黒根会長、永田会員、佐々木会員が参加し、クオカードを贈呈しました。
